楠公祭・楠公武者行列(湊川神社)

5月最後の土曜日に湊川神社で楠公武者行列が10:00より行われます。(兵庫県神戸市)
楠木正成公は、後醍醐天皇に忠誠を尽くした南北朝時代の武将で、智・仁・勇の三徳を備えた名将です。
足利軍と湊川で激戦の末この地で殉節され、後世、水戸光圀公の手により墓碑「嗚呼忠臣楠子之墓」が建立されました。
その墓には吉田松陰をはじめ、坂本龍馬や勝海舟などの幕末の志士らが何度も参拝して篤い崇敬を注ぎ、
明治維新への精神的原動力となりました。
神社には、楠木正成公をはじめ、御夫人、お子様正行公、弟君の正季卿等御一族十六柱と菊池武吉卿がお祀りされています。
御鎮座の2年後の明治7年には神輿渡御が行われ、大楠公を大将とする騎馬武者がこれに供奉しました。
これが御神幸楠公武者行列のはじまりです。
この武者行列は、建武中興に大いなる功績を残された大楠公が隠岐から御還幸の後醍醐天皇を神戸の地でお迎えし、
京都へ先導された最も晴れやかなお姿を称えて行われてきた行列です。
現在は5年に1度、武者行列が行われます。本来の楠公祭は毎年、おこなわれています。


行列の前に神事が。神輿などに御魂を入れます。


行列は湊川神社の参道から出て行きます。
神輿や葱華輦が出発していきます。湊川神社の前は人でいっぱい。


今年は午前の部の特別三役で、楠木正行公に元AKB48の中村麻里子さん。
楠木正季公に野球解説者の下柳剛さん。※ゲストは毎回、変わります。


行列は、3部構成になっています。前陣武者列。神幸列本社。神幸列甘南備神社。
武者行列の中で華があったのは女房(騎馬)です。



神幸列は神輿、三列目は風流傘や葱華輦


巡行は湊川神社を出て大倉山公園を経て湊川公園に。湊川公園までが午前の部です。神輿が到着。


ここで昼食+休憩で、午後の部になります。
行列は3部制になっているので、
途中などで撮っているとあっと言う間に午前の部が終わり。
湊川公園で御旅所祭が行われ、舞武者による舞楽「湊川」がおこなわれた様子。
午後の部(13:00)では、湊翔楠中学の吹奏楽がつき新開地商店街を通ります。


午前中の行列にはなかった童(舞武者・武者・待女)が加わります。川崎重工を経てハーバーランドへ。横には海が。




神輿が巡行していきます。


元町駅の元町商店街(15:00頃)を経て湊川神社に戻りますが、
途中で一方通行になった為、元町商店街、
アーケードに行くには遠回りになるので、ここで終了。
湊川神社に戻るのが16:00頃です。

2018年におこなわれた「楠公武者行列」の様子です。

〜湊川神社〜
神戸高速「高速神戸駅」下車。

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