春祭り・鬼追い式(金剛寺)

4月第2日曜日に金剛寺で春祭り(鬼追い式)が10:00に行われます。(兵庫県三木市)
鬼追いは播磨地方を中心に多くで行われています。
以前は40箇所ほどの追儺/鬼追いがあったそうですが、現在は29箇所になっているそうです。
鬼追いは、疫病などの厄を祓う為に平安時代から行われていたと言われています。
天下太平・五穀豊穣・招福攘災を祈願します。
以前は1月に行われていましたが最近は、桜が咲く、この時期に行われるようになりました。
正式名称は金剛寺の春祭りで聖天祭とも呼ばれています。
金剛寺は、黒鬼(まさかり)と赤鬼(ほこ)、子鬼が踊ります。
鬼追い式は五穀豊穣や厄除けなど諸処を祈願して行われます。


霊明殿から本堂まで行列が出発。


南無大師像の前で祈願をした後、稚児行列もスタート。※稚児行列は、5年に1度しかおこなわれません。


行列は本堂前に。


稚児行列は、5つの地域の檀家さんで構成されています。大村・平田・加佐・山田・三木。
稚児行列が到着すると本堂前で各自、お加持を受け御守りをいただきます。


10:40頃に鬼追殿で撞き初め式の後、本堂で大般若経転読が。鬼追殿の前で護摩供の祈願を。


南無薬師如来堂前では各自、稚児さんと鬼が記念撮影を。
怖がって泣く子から楽しんでいる子までバラバラ。


11:00より護摩供が。儀式はなく、祭文で点火。護摩木を護摩壇に投げ入れるだけです。


護摩供が終わると南無薬師如来堂前から鬼追殿まで行列が。鬼追殿で献花式が。整列して、挨拶が。


11:40頃に鬼追い式です。
現在の鬼踊りは、大村・平田・加佐が順々に行っており、今年は平田地区が。
黒鬼・赤鬼の鬼踊りと子鬼8名の踊りが交互に行われます。鬼は、「おにこん はり」「おにこん そう」の掛け声で。


子鬼は、数種類の踊りがあるようです。
松明振り/味噌搗/がせ又/打合/四方殿/天上車/切合、子鬼は太鼓も兼ねています。


鬼追いの最後は餅切りです。他とは違い、餅を割りません。


鬼追い式が終わると、もちまきです。


最後は記念撮影が。


2015年におこなわれた「春祭り・鬼追い式」の様子です。

〜金剛寺〜
神戸電鉄「大村駅」下車。

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