追儺会(転法輪寺)

1月7日に転法輪寺で追儺会が14:00に行われます。(兵庫県神戸市)
追儺式(鬼追いとも呼ばれている)は播磨地方を中心に多くで行われています。
以前は40箇所ほどの追儺/鬼追いがあったそうですが、現在は29箇所になっているそうです。
追儺/鬼追いは、疫病などの厄を祓う為に平安時代から行われていたと言われています。
転法輪寺の追儺会・鬼追いは、3匹の鬼がいます。赤:太郎鬼は斧。黄:次郎鬼は槌。青:ババ鬼は槍。
太鼓やほら貝にあわせて踊り悪鬼や疫病を祓う為の儀式です。
太郎鬼。次郎鬼。ババ鬼。は、中山在住の檀家さん(37〜43歳)が勤めます。
子鬼4名(10歳前後)は中山地区からです。


お堂に向かわれる僧侶さんの行列です。堂内で法要が行われます。般若心経の読経です。


法要が終わると、子鬼(4名)が担がれて堂内に入場。子鬼による鬼踊りが始まります。
子鬼の踊りは、2組が対で各自、棒を持って踊ります。本番を向かえる前まで練習が行われています。


太郎鬼さんが太い松明を持って登場。堂内では細い松明に持ち替えます。そして鬼踊り。
その後、花を堂内前の見物人に投げます。みなさんは適当に花を切り取ります。


鬼追いの順序として、3匹の鬼(赤・黄・青)が踊り、
回廊で鬼の持っている斧・槌・槍で見物されている人の頭を撫でてもらいます。
再び堂内で踊り、去っていきます。次に登場するまでの間、子鬼が踊るという順です。これを幾度も繰り返します。


太郎鬼・次郎鬼・ババ鬼さんが回廊で道具を使ってで頭を撫でてもらいます。


最後は餅切りの儀が行われます。中央の台座の前に太郎鬼・次郎鬼・ババ鬼が並び鬼踊りを何度もします。
そして台座の上に置かれた鏡餅を道具で落とし割ります。1度では割れず3度ほど流れの手順があったと思います。


鬼追いの最後は、太郎鬼・次郎鬼・ババ鬼さんが逆の方向から登場し、鬼踊りをしたのち逆の方向から出て行きます。
その後、鬼追いに登場した鬼と子鬼、関係者さんが餅まき+菓子まきを始めます。堂のまわりは人でいっぱい。


1月7日は七草粥の日でもある為か境内では、七草粥の無料接待があります。
寒い時期なので暖まります。


2011年におこなわれた「追儺会」の様子です。

〜転法輪寺〜
山陽バス「中山」下車。

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