追儺式(性海寺)

1月、成人の日に性海寺で追儺式が13:00に行われます。(兵庫県神戸市)
追儺式(鬼追いとも呼ばれている)は播磨地方を中心に多くで行われています。
以前は40箇所ほどの追儺/鬼追いがあったそうですが、現在は29箇所になっているそうです。
追儺/鬼追いは、疫病などの厄を祓う為に平安時代から行われていたと言われています。
性海寺の追儺式は修正会の祭事の中の行事で、国家安穏などを祈願して厄除け等とともに行われています。


修正会の法要が性海寺本堂で行われます。法要が終わると、僧侶さんらは龍華院に戻られます。


境内では、でんがくが志納で接待されています。
志納金は社会福祉に寄付されるようです。


続いて鬼やらい、追儺式が行われます。赤鬼・青鬼・チョキ鬼・子鬼が本堂の回廊を3周まわります。


多数の子鬼が。ヤ〜ン、ヤンと声を発しながら踊ります。


囃子は、太鼓と法螺貝です。赤鬼に青鬼が左手に松明、右手に斧や槌を持って鬼踊り。


チョキ鬼が鬼踊り。


この年は、始まる数時間まで雨が降っていた影響で多少、予定変更。
餅まきをするのですが、土がぬかるんでいるので餅まきは行わず、配る方式に変更。
回廊では、額に法印を押し厄除けを祈願します。


何度も鬼踊りを繰り返します。時折、本堂の回廊から外に飛び出してきたり。


後半は餅切りです。本堂に飾られている餅を斧で切ります。
その前に鬼が小槌を振り音を出しながら練り歩きます。餅切り前之儀式です。餅切りの時の餅は本堂の右側の上に作られています。


餅切りの場面が終わると、
天気も回復してきたので菓子投げがありました。


鬼追いも最後になると、子鬼の踊りが変わります。全体に広がっていた踊りが、密集型に変化します。
そして、一人が単独で一人一人と棒で叩き合いまわります。


最後は、赤鬼・青鬼が鬼の花を持って踊ります。


2013年におこなわれた「追儺式」の様子です。

〜性海寺〜
神姫バス「性海寺前」下車。

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