御茶壺行列(裏千家)

11月19日に茶道会館から裏千家まで御茶壺行列が9:00頃に行われます。(京都市)
茶壺は、宇治の上林春松です。
この御茶壺行列は、宗家三大忌の一つである宗旦忌におこなわれています。
命日は12月19日ですが、1か月前の11月19日におこなわれます。



御茶壺行列は格式が高く、江戸幕府の時代、宇治から江戸まで茶壺道中がおこなわれ、
茶壺が通行する際には、大名であっても駕籠からおりなければいけませんでした。
童謡に「ずいずいずっころばし」と言う唄がありますが、茶壺道中を揶揄した唄とされています。

「ずいずい ずっころばし
ごまみそずい
茶壷に おわれて
トッピンシャン
ぬけたら ドンドコショ
たわらのねずみが
米くってチュー
チューチューチュー
おっとさんが 呼んでも
おっかさんが 呼んでも
いきっこなしよ
井戸のまわりで
お茶碗かいたの だーれ」


茶道会館から行列が。本法寺を通ります。
門から裏千家に通じる参道には門下生さんが出迎え。行列は裏千家に入ります。


裏千家です。


茶壺は利休御祖堂に供えられます。
茶壺が到着すると、式典が始まります。
式典が終わると茶道会館に行列が戻ります。



式典が終わると裏千家でお茶、お点前が。
門下生が多いので数班に分けていただきます。
たぶん200名ほど来られていると思います。

京都で行われているお茶壺行列、
有名なのが北野天満宮の御茶壺奉献祭。
宇治、興聖寺の宇治茶まつり。
そして裏千家の宗旦忌。
その他に、平安神宮の茶壺奉献祭がある。
どれも茶壺を運びます。
それと以前、建仁寺から八坂神社まで「お茶壺道中」がありました。

2022年におこなわれた「御茶壺行列」の様子です。

~本法寺~
市バス「堀川寺の内」下車。


11月の歳時記

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