ずいき祭・田舞(北野天満宮・御旅所)

10月1日(御旅所)5日(北野天満宮)で、田舞が行われます。(京都市)
ずいき祭は、西ノ京の人達が五穀豊穣を祈願したことに始まると伝えられています。
田舞は、五穀豊穣を祈願する舞です。御田植えの舞とも言われています。


10月1日、ずいき神幸祭(鳳輦などの行列)が御旅所に到着すると、御旅所祭が16:00頃より行われます。
御旅所での神事が終わると、八乙女さん(鈴の舞・田舞)が舞われます。
2012年より御旅所が新しく改築されたので、八乙女さんの練習風景も見られるようになりました。
祭壇前には、ゴザが引かれ、行列に参加した人が着座されると、最初に祓いです。


最初は鈴の舞です。


そして、田舞です。
田舞は、榊の葉に見立てた苗を置くところから始まります。五穀豊穣を祈願して、円形になり踊ります。



御旅所には、ずいき神輿(大)も置かれています。
ずいき神輿は、里芋の茎であるずいきで屋根を葺くことから名前が付いたと言われています。

その他の部分もずいき以外の野菜で作られています。
神輿の四面には、新穀で作られた人物花鳥獣類の絵模様が、毎年、変わり見るのも楽しめます。
2012年は、
「雪舟・錦秋」
「豊作・白虎」
「飛龍・ニホンカワウソ」
「一寸法師・土俵入り」

10月5日に北野天満宮で神事が15:30より行われます。
本殿で、田舞がありますが見られません。神事が終わると、本殿前の境内で、もう一度、田舞が見られます。


田舞だけを見るのであれば、5日の北野天満宮の方が見やすいです。いろんな角度から見られます。

2012年におこなわれた「ずいき祭・田舞」の様子です。

〜北野天満宮〜
市バス「北野天満宮」下車。/嵐電「北野白梅町駅」下車、徒歩10分。

〜北野天満宮御旅所〜
市バス「北野中学前」下車、徒歩3分。/JR「円町駅」下車、徒歩5分。


10月の歳時記
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