氏子大祭(岡崎神社)


10月16日に岡崎神社で氏子大祭が11:00に行われます。(京都:10月の行事)
氏神様に感謝をし、秋の実りを祝う行事で、神社では、式包丁の奉納や湯立神事や神輿などが行われます。
氏子大祭の当日に、氏子の家々では提灯が掲げられます。
岡崎神社の例祭は氏子さんの報告会ですが、大祭は神賑行事があるのです。
神事の後に、式包丁の奉納があります。式包丁は、一条流包勝会社中さんが奉納します。


2017年より庖丁式はおこなわれていないようです。一応、確認してください。

式包丁で、蛸(タコ)をさばくのです。
見に来られている人々が口々に、珍しいって。初めて、タコの式包丁を見ました。



「鳳凰の鯉」です。さばかれる前に鳳凰の舞を表現し、それから、鯉の式包丁です。
最後に、飾りの紙も包丁で刻みます。


式包丁が6題ありました。「五位の鯉」「紋章の蛸」「片身造里の鯉」「大鯰」「豆腐 長寿切り」「波越の鯛」
2012年の「大鯰」です。ナマズは骨などが硬く、だいぶん苦戦されていたような。


「豆腐 長寿切り」です。蛸も珍しいと思っていましたが、式包丁に豆腐の素材があったのは知りませんでした。


「豊作の鯉」です。新稲作を祈念する儀式です。


「天上熨斗鮑」です。神前で行なわれた儀式です。蛸や豆腐も珍しいですが、鮑も題目にあるとは…


式包丁の奉納の最後は「浪越の鯛」です。鯛が荒波を超えて一人前になるというめでたい様を表わす儀式です。


2013年は、式包丁の奉納が7題ありました。他の4題は。
「五位の鯉」五位の位を取る儀式です。「紋章の蛸」梅花祭で行なわれた儀式です。
「松の鯉」千年の色を絶やさないことを表わした儀式です「豆腐切り」です。」豆腐で一條流の文字を表わします。


珍しい食材が使われました。一般的に、魚(海・湖・川)が主ですが…
今回は大根を初めて見ました。題名は、「牛車 菊と大根」


神事が終わると、神楽舞が踊られ、続いて湯立神事が行われます。最初に湯立の儀式が行われます。
岡崎神社には、3つの釜があり、湯は、中央、左右と1汲みづつ入れ宮司さんに渡します。


儀式が終わると、中、左、右、中と湯を笹で振り撒きます。最初は前に、続いて左右に湯が含まれた笹を振り払います。


湯神楽が終わると、見られている人の前で鈴で祓い清めます。境内での信販行事は終わります。
神社には、飾り鉾が4基、飾られています。


氏子大祭は、神賑行事の他に、稚児行列、子供みこしもあります。
錦林小学校から岡崎神社に行列を組んで向かいます。
子供みこしは4町から、計7つの神輿があります。
稚児行列や子供みこしが戻ってきます。本殿前では、稚児行列の記念撮影が。
みこしが神社に到着すると、子供達は、引換券みたいなので、お菓子の入った紙袋と交換します。
氏子大祭は、毎年16日なので、平日の場合は、
氏子地域の4町の子供達は、錦林小学校が午前中で終わります。



式包丁や湯立神事が行われる前は、椅子が設けられます。
16日が平日でしたら、空いていますので、始まる直前で十分です。


2013年におこなわれた「氏子大祭」の様子です。

〜岡崎神社の行き方〜
市バス「岡崎神社前」下車。

10月の歳時記


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