二十五菩薩お練り供養法会(即成院)

10月第3日曜日に即成院で、二十五菩薩お練り供養法会が行われます。(京都:10月の行事)
2022年より有料になったようです。
浄土宗では、お亡くなりになられた際に、阿弥陀如来様が二十五菩薩とともに迎えにきてくださり、
極楽浄土に導いてくれると言われています。
二十五菩薩お練供養は、その様子を境内に架けられた橋で実際に演じます。
本堂を極楽浄土とし、境内の地蔵堂を現世に見立てています。
本堂〜地蔵堂には橋が架けられます。約高さ2M。約長さ50M。

橋の横には五色のリボンがあり、本堂の阿弥陀如来様の手に繋がっています。
リボンを握って阿弥陀如来様に願いを届けましょう。



本堂で法要が13:00に行われ、お練り供養が始まります。本堂〜地蔵堂までを往復します。
お練りは3度おこなわれ、1度目と2度目は同じで、3度目は違った行列です。
1回目、山伏さん信者さん稚児行列。2回目、山伏さん信者さん稚児行列です。3回目、信者さん山伏さん僧侶さん。


3回目の行列は多くて、稚児行列の中に稚児神輿が加わります。


3回目はメインとなる二十五菩薩の登場です。境内では、二十五菩薩の紹介をアナウンスで一つづつ説明します。
大地蔵菩薩
観世音菩薩
大勢至菩薩
普賢菩薩
薬王菩薩
薬上菩薩
法自在王菩薩
獅子吼菩薩
陀羅尼菩薩
虚空菩薩
宝蔵菩薩
徳蔵菩薩
金蔵菩薩
金剛菩薩
光明菩薩
山海恵菩薩
華厳菩薩
衆宝王菩薩
月光王菩薩
日照王菩薩
三昧菩薩
定自在菩薩
大自在菩薩
白象王菩薩
大威徳菩薩

3回目のお練りが地蔵堂から本堂に向かいます。橋の上を本堂に迎います。

お練りが終わると本堂で、観世音菩薩・大勢至菩薩・普賢菩薩の三菩薩による極楽の舞いと、
全菩薩のご本尊阿弥陀如来様への来迎引接です。

境内の橋は2Mと高いので、遠くからでも十分に見えます。
即成院の門を入った場所がポイントみたいです。
本堂からの行列、地蔵堂からの行列の2つが撮りやすいです。


2007年におこなわれた「二十五菩薩お練り供養法会」の様子です。

〜即成院の行き方〜
市バス「泉涌寺道」下車、徒歩5分。

10月の歳時記


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