八幡社放生会、お練りと放生(知恩院)


10月15日に八幡社放生会が阿弥陀堂で13:00に行われます。(京都:10月の行事)
放生会とは、捕らえられた鳥や魚などを買いとって、山野や河川・池に解き放つ法会です。
〜放生会のはじまり〜
中国では、南北朝時代の斎・梁のころから次第に行われるようになり、中国天台宗の開祖智が、
臨界の住民が多く漁業を生業とし、骨が山のように積まれていることを悲しみ、
放生池を造って放生を行ったことから次第に放生が各地で行われるようになりました。


我が命 生かさんと 殺生の限りをつくさん まさに今 火湯に入りなんとする生命を
我が不慳の財を捨て 一虫を解放するも また善事にあらざらん

放生会は阿弥陀堂で行われるのは同じですが、お練りと放生が加わりました。
お練りは四条川端北が13:00に出発します。白川や巽橋付近をとおり阿弥陀堂に。
行列が知恩院阿弥陀堂の放生会法要に途中参加。関係者さんが焼香を順番に。
※関係者さんは、古川町商店街・祇園商店街・祇園縄手繁栄会ら60名ほど。
知恩院の放生会、魚が入った丸い水槽は放生会側に置かれています。
焼香が終わる頃に法要が終わります。
ここから丸い水槽が運び出され放生会お練りの後半部分へ。
14:00頃に知恩院から黒門を経て華頂道古門前橋付近へ。


白川には放流台が置かれています。そこに列が到着、放流台付近で僧侶さんによる法要が14:20頃。
知恩院から、京都文教大付属小さん、華頂短大付属幼稚園さんも加わります。川に向かって手を。
手桶に入れられた魚(ニゴイ・ウグイ)を順番に放っていきました。
約130匹らしいです。手桶には、魚が数匹ずつ入れられています。


放流が終わると華頂短大に入り関係者さんだけで法要があり、知恩院の黒門を経て僧侶さんは戻ります。
以前、お練りがない場合は、阿弥陀堂の後、友禅苑で放生会がありましたが、今回から友禅苑はなくなりました。


2019年におこなわれた「八幡社放生会」の様子です。

〜知恩院の行き方〜
市バス「知恩院前」 下車、徒歩7分。

10月の歳時記


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