夏越・矢取神事(下鴨神社)

立秋の前日に下鴨神社で、夏越・矢取神事が行われます。(京都市)
矢取神事は、夏越祓神事の一つです。
境内の御手洗に斎竹が立てられていて、御手洗池の中央に50本の斎串が立てられています。
矢取神事は、白装束になった氏子さんが、御手洗池の中央に立てられた斎串を取り合います。
この斎串を手に入れれば、厄除や長寿などの御利益がいただけます。


18:30より本殿で神事が終わると、引き続き御手洗池付近で神事が19:00に行われます。
井上社の前で神職さんが御手洗池と斎串のお祓いを行います。
神事が終わると、19:30頃に神職さんが厄除けをしたヒトガタをそれぞれに持ち池のまわりに立ちます。
続いて、白装束になった氏子さんが、御手洗池の左右で待機します。


合図と共に、一斉に斎串を取り合います。矢取神事が終了すると、氏子さんは、斎串を持って退場します。


その後、松明を先頭に神職さんが楼門の前の茅の輪をくぐって退場します。

御手洗池で行う、斎串の取り合いは、ほんの1分で終了します。
この瞬間を見るため、早い人で2時間前から場所取りをしています。

2007年におこなわれた「夏越・矢取神事」の様子です。

〜下鴨神社〜
市バス「下鴨神社前」下車、徒歩3分。/京阪・叡電「出町柳駅」下車、徒歩10分。

8月の歳時記
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