山門懺法(妙心寺)

6月18日に妙心寺で、山門懺法が行われます。(京都市)
山門懺法とは、妙心寺内の各寺の僧侶さんが三門の上に一同に集まり、十六羅漢像の前で法要を行います。
懺法とは、人は誰でも、知らず知らずのうちに罪や穢れをしています。それを少しでも浄化する為に行われます。


妙心寺の鐘やドラが鳴らされた後に、妙心寺の全僧侶さんだけの法要が三門の上で8:30に行われます。
最初の法要は、一般には見られません。
法要が終わると、一般の人も三門に9:00頃から上れます。次からの法要は見られます。
三門に上がる階段は急で大変です。
普段は非公開ですが、山門懺法が行われる6月18日だけは、三門に上がれるのです。



三門の上での法要が11:00頃まで続けられた後に、檀家さんなどの御詠歌が行われます。


三門の上の天井には絵が書き込まれています。龍の絵や・・・。


三門には、十六羅漢像があります。
中央に本尊円通大士の像があり、左右に善財童子と月蓋長者の像が。
それ以外の左右には十六羅漢の像が安置されています。



一般の人が三門に上がれるのは9:00〜10:00までです。
法要や御詠歌は昼頃までありますので、三門の上にいる限りは最後まで見ることが出来ます。

2008年におこなわれた「山門懺法」の様子です。

〜妙心寺〜
市バス「妙心寺北門」下車。

6月の歳時記
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