了以忌・川施餓鬼(大堰川北岸)

6月上旬に大堰川北岸で、了以忌・川施餓鬼が11:00頃に行われます。(京都市)
了以忌は、角倉了以の事で、保津川や高瀬川を開削した人です。
もともと了以忌・川施餓鬼は、1614年頃まで行われていたようです。
ゆかりの寺院が、保津川横の大悲閣千光寺です。
川施餓鬼とまでいかないけど了以忌は、毎年、了以の命日(7月12日)の頃に行われています。
川施餓鬼では、大悲閣千光寺にある了以像を船に乗せ法要や踊りが…
川施餓鬼は一般的に、水難事故の犠牲者、川で亡くなられた人の供養です。


大堰川北岸には船が…船の中には了以像が、この了以像は平成に作られた像です。
了以像には、開削した頃のつるはしもあります。


最初に、舞踊家による舞が演じられます。舞が終わる頃には、船が来ます。


船が岸につけられると、巫女装束の3名で舞を演じます。


関係者さんの挨拶が終わると、大悲閣千光寺さんによる法要が了以像が乗せてある船の前でおこなわれます。
読経を3度、全員で唱和します。※前もって、読経文は配られます。
読経が終わると、参列者さんが船に乗られ、大悲閣千光寺の住職さんが鉦を鳴らします。


船に参列者さんが乗られると、もう一度、舞踊家さんによる舞が演じられます。


舞が終わると舞踊家さんも船に乗り込み、上流に船が移動します。
船に乗って上流で昼食があるようです。その他、岸で舞踊家による舞もあるようです。
ですが…上流に行くには道がありませんので詳しい様子は分かりません。


2012年におこなわれた「了以忌・川施餓鬼」の様子です。

〜大堰川北岸〜
市バス・京都バス「嵐山」下車、3分。/嵐電「嵐山駅」下車、5分。/阪急「嵐山駅」下車、10分。


6月の歳時記
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