城南流鏑馬(城南宮)

3年に1度、5月最後の土曜日に城南宮で流鏑馬が14:00より行われます。(京都市)
城南宮の流鏑馬は小笠原流や武田流と違い、鹿島流だとか。
配布紙には城南流鏑馬の由来が書かれていて、
城南宮では永長元年(1096年)4月29日に行われた藤原忠実の日記、中右記に記されてあるようです。
この頃の貴族の遊び、余興は歌会や船遊び、そして流鏑馬など。
この時代、5月2日にも行われているそうです。
当初の流鏑馬は騎馬などによる余興でしたが、やがて武者の力や技を競うように変わっていきました。
もともと流鏑馬は武者など、兵を集め鎌倉幕府を倒すため、後鳥羽上皇が思いついたと…


城南宮の東西の参道に砂を敷き詰めて行われます。的は青い幕の前に置かれます。


流鏑馬の前に神事です。奉納される方々が鳥居から列を組んで職さんらも列を組み本殿前で一礼。


流鏑馬が行われる参道には馬が待機。列を組み斎場に。馬と奉納される方々のお祓いを。


流鏑馬では、道中を清める天地の儀式が最初におこなわれます。
たぶん流派に関係なくこの儀式はあると思います。
馬上から矢を天に地に向け構えます。実際に放ちはしません。


続いて馬上から観に来られている方々の清めです。
この儀式は初めて見ました。


城南宮の流鏑馬(15:00)は、最初に女性4名が。後に男性6名が。それぞれに駈け馬と射手を2度。


続いて男性陣。狩衣姿で…


最後は城南宮をバックに記念撮影。


城南宮の流鏑馬は、2の的と3の的の間のみ見られる場所で、100名ほどしか見られません。
その為、公式ホームページにも載せられていない知られていない行事です。
多く見に来られても100名が限度なので…
2016年は50〜70名ほど見に来られていたと思います。
馬術部かどうか分かりませんが京都産業大学さんが担当されていました。


2016年におこなわれた「城南流鏑馬」の様子です。

〜城南宮〜
市バス「城南宮東口」下車。/近鉄・地下鉄「竹田駅」下車。


5月の歳時記
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