新日吉神宮祭(新日吉神宮)

5月第2日曜日に新日吉神宮で、新日吉神宮祭がに行われます。(京都市)
新日吉神宮祭は、神事と仏事の両方が行われる珍しい行事です。
新日吉神宮は、後白河上皇が今比叡に造営されたのが始まりです。
その後、戦火などで転々として神社は豊国廟を背後に日吉馬場を正面参道としました。
ところが、明治30年に豊臣氏ゆかりの旧大名が豊国廟の復興をはかり、日吉馬場の一部を豊国廟参道にしました。

鳳輦の前では馬場御供の儀(12:30)、、神仏混合の儀式が行われます。神事(左)仏事(右)


お供え物(8種)を拝殿に上げて神事が行われ、
神事が終わると拝殿から下げられます。


境内には、行列に出る山車や道具などが置かれています。
拝殿前で、神主による神幸列出立祭(12:00)があります。
本殿前の石段で稚児たちの記念撮影が行われ記念撮影が終わると、境内で巡幸に出る準備が始まります。
鳳輦と猿田彦神輿が拝殿から下ろされ、鳳輦が馬場御供の儀の場所に移動します。


馬場御供の儀が終わると、巡幸(13:00)が氏子地区をまわります。主な、行列です。
猿田彦神輿
幸御鉾
御鳳輦

氏子地域では、巡幸の途中で神事(4箇所)が行われます。地域を回り終えると新日吉神宮に戻って行きます。


鳳輦が新日吉神宮に戻って来ると、清めの儀式があります。
参道に火床を置き、戻る直前に火を付け、この上を鳳輦が通過します。※この儀式は鳳輦のみの儀式です。


最近は剣鉾がところどころの箇所で差しているようです。
下記の画像は2016年のものです。


2007年におこなわれた「新日吉神宮祭」の様子です。

〜新日吉神宮〜
市バス「東山七条」下車。

5月の歳時記
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