御霊祭(御霊神社)

5月18日に御霊神社で、御霊祭が行われます。(京都市)
御霊祭は最古の祭りと言われてます。
京都御所が火災になり、御霊神社は分断され上御霊神社・下御霊神社に分かれたと言われてます。
御霊祭は毎年5月18日に行われるために、各氏子町の町衆は仕事を休むそうです。
子供達は、学校を早退してかけつけます。
17日・18日には、周辺の道路や境内に露店が立ち並びます。拝殿には3基の神輿が並んでいます。
09年より、神輿が京都御苑に入り神輿の差し上げなども行われるようになりました。



御霊祭の流れ
1日社頭之儀 5日子供みこし巡行/かがり火コンサート 17日宵宮:和太鼓奉納 18日渡御之儀/出御/還御

拝殿で、神事が11:00に執り行われ、神事が終わると拝殿に置かれている3基の神輿が担ぎ手によって境内におろされます。
最初は、末広・今出川口・小山と順々に・・・境内で、装飾品を飾ります。巡幸が始まる前に、南門で若武者太鼓が打ち鳴らされます。


※巡幸コースは4コースあり、南門を出発して、北東・北西・南東・南西と移動します。
本殿前に、小冊が置かれていますので、巡幸コースはこちらで確認して下さい。
巡幸の人数は葵祭に匹敵する500名前後で、1日がかりで氏子町を練り歩きます。
05年は、北東コース。06年は、南東コース。07年は、北西コース。08年は、南西コース。
上御霊神社の南門を神輿3基が12:00〜13:00頃に出ていきます。神輿は、小山・今出川口・末広の順に出ていきます。


巡幸は、触大鼓が先頭で出発します。
太鼓を叩きながら氏子町に巡幸が始まった事を知らせます。次に獅子舞などが続き5つの剣鉾が続きます。
龍鉾
蓬莱鉾
菊鉾
紅葉鉾
鷹羽鉾

剣鉾の後は、御剣行列が続いて八乙女行列、神主さんを乗せた馬に続き御神宝の行列が続いた後に稚児行列が続きます。


行列が続き牛車が、替え牛を従え巡幸します。その後に若武者行列です。御霊太鼓は車の荷台で打ち鳴らしながら進みます。


神輿が3基(小山・今出川口・末広)続いていきます。神輿の後は、神官を乗せた馬が続きます。


巡幸の途中で、神輿によっては、交差点などで回ったり、差し上げを行ったりと。
烏丸鞍馬口(末広)
烏丸今出川(小山)
河原町今出川(今出川口)
烏丸鞍馬口では、3基の神輿が回され差し上げをします。

出町商店街(アーケード)を、神輿が1基づつ担がれ鉦を鳴らして抜けていきます。
小山(よいさあ、よいさあ)
今出川口(ほいっと、ほいっと)
末広(えらいやっちゃ、えらいやっちゃ)

3基の神輿(小山・今出川口・末広)が境内に戻ってきました。
1基づつ境内に入り、境内を前後に行き来して差し上げを何度も行い、拝殿に神輿を入れます。


神輿3基が拝殿に置かれました。最後に神事が行われ、終了します。


出町アーケードには、牛車も入ります。
牛車がアーケードに入るので、ほとんどの店は閉められます。


御霊神社の巡幸コースは4つあり、出町商店街に入る時間は巡幸コースにより違います。
09年より、京都御苑(17:00〜18:00)にも入るようになりました。

2007年におこなわれた「御霊祭」の様子です。

〜御霊神社〜
市バス「烏丸鞍馬口」下車。/地下鉄「鞍馬口駅」下車。

5月の歳時記
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