上賀茂神社(渉渓園)

4月第2日曜日、上賀茂神社(渉渓園)で
賀茂曲水宴が12:30に行われます。(京都市)

京都には曲水宴が上賀茂神社の他に城南宮と北野天満宮にもあります。
上賀茂神社は斎王代。城南宮は白拍子。北野天満宮は?。
上賀茂神社の曲水宴が2022年で29回目です。。賀茂曲水宴は有料です。


社務所から整列して、最初に全体の記念撮影。


渉渓園で曲水宴がおこなわれます。斎場です。
記念撮影が終わると本殿で神事(12:00)が。
神事が終わると渉渓園に移動します。
※2022年は神事も曲水宴も15分おくれでした。


昭和35年今上陛下御誕生の奉祝行事として、
この地で曲水宴が開催された。
この曲水宴を復活する為、ふさわしい庭を造られた。
平安時代末期ごろの庭園を設計、渉渓園と名付けられた。

雅な装束で行列が到着。所定の位置に着座し、挨拶が。
続いて、斎王代さんが今年の曲水宴のお題を発表。
お題は、「残雪(ざんせつ)」
斎王代さんは、令和元年の斎王代。負野季花さん。


最初は童子2名が竿でウショウを曲水します。1度目は練習。2度めから本番です。
ウショウには盃が乗っていて、流れ着くまでに歌を書きます。
そして盃に注がれたお酒を歌人さんが飲みます。
祭事の進行はアナウンスされているので分かりやすい。
前半は3度。雅楽で小休止。後半2度。歌人が書き上げた短冊を回収します。



和歌を冷泉家の人が詠みあげます。
コロナ禍ですが多くの人が。斎王代です。


第29回の5作品は、
◎はつかなる 思ひに見れば 名残りとふ その神山の 雪にこそ逢へ
◎芽も春に 神山かけの 木々の枝 はなとも見せて 残るし良由紀
◎あは雪の 残れるごとく ほほゑみは 白くしづかに しまらくをあり
◎あした見て ゆふべも見たり 比叡には 消のこる雪の 四五日がほど。
◎残雪が ゆっくりとけてゆくやうに 忘れられたら いいのに君を
5つ目は一般募集の優秀作です。
199作品から優秀作「天位」を。特別に歌人として参加。

終焉の挨拶をして終了。列を組んで退出。
庭園は、その後、解放。歌人が座られていた。
ウショウとは。盃には双葉葵が。


この後、斎王代さんは斎王桜の前で記念撮影。


一般の観客は長椅子で、
招待者や関係者さんはパイプ椅子です。
最前列やよく見える場所はパイプ椅子です。
現在はコロナ禍なので、
お茶席やぜんざいの接待はありません。

2022年におこなわれた「賀茂曲水宴」です。

~渉渓園~
市バス「上賀茂神社前」下車、徒歩5分。

4月の歳時記

inserted by FC2 system