十三まいり(法輪寺)

4月上旬に法輪寺で十三まいりが行われます。(京都市)
十三まいりとは、数え年13歳を迎える子どもの健やかな成長を祈願います。
法輪寺では平安時代初期、帝に清和天皇が13歳の頃につき、
成人の証として勅願法要を行いました。
そして、成人の儀礼として虚空蔵菩薩に詣でて智恵を授けていただけると。
法輪寺で十三まいりが、
織物卸商号組合さんが主催して毎年おこなわれています。


嵐山、ご清遊の宿が出発点。(10:00〜/13:00〜)
ここで着物などの着付けが。最初から身につけて来られる方も。
法輪寺まで向かいます。13歳の儀礼ですが、親御さんも一緒に。
法輪寺の階段を。


法輪寺の社務所で、一文字書きの紙とお守りやリボン等を。
当事者のお子さんが本来は書くのですが親御さんが書くのが多いです。
お子さんが法輪寺の堂横に待機。
待機するときに寺の関係者さんに紙を渡します。
この紙を見て、そこに書かれた文字を自身の身代わりとして、
一定の期間まで祈願します。
お子さんが堂内に入ると、その後に親御さんが堂内に入ります。
堂内で十三まいり祈願法要があり、お子さんは知恵を授かります。


法要が終わると個々で記念撮影が。
この後、渡月橋を渡るとき後ろをふり向かずに
渡りきると知恵が与えられると。
振り返ると、せっかくいただいた知恵がなくなるそうです。
お子さん達は渡月橋を渡るとき無言で緊張気味。


これは織物卸商号組合さんが主催したものですが、
十三まいりは4月13日前後に個々で行われています。


2019年におこなわれた「十三まいり」の様子です。

〜法輪寺〜
市バス・京都バス「嵐山公園」/阪急「嵐山駅」下車、徒歩5分。


4月の歳時記
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