観音加持青龍会(清水寺)
3月14〜15日に清水寺で青龍会が14:00より行われます。
青龍会は、4月3日と9月14〜15日にもあります。(京都市)
京都は東に青龍(せいりゅう)西に白虎(びゃっこ)南に朱雀(すじゃく)北に玄武(げんぶ)を守護してます。
清水寺は東にあたり、清水寺の東には奥の院があります。
祠に夜叉神が祀られていて夜叉神は青龍を守り、京都を警戒しています。
青龍会は清水の奥の院で法要が行われます。奥の院「八功徳水の儀」。本堂「落慶の儀」。
奥の院(舞台)→地主神社→音羽の滝→経堂→三重塔→西門→石段下→門前町→仁王門→轟門→本堂(舞台)
青龍会は、先頭の転法衆(てんぽうしゅう)が法螺貝を吹いて、行列が来たことを知らせます。
次に会奉行(えぶぎょう)、観音加持を行う夜叉神(やしゃじん)が続き、
四天王(してんのう)が青龍の前後を守護して、十六善神(じゅうろくぜんじん)が続きます。
会奉行 |
(えぶぎょう) |
法会の儀式を統括し指揮を執ります。 |
転供侍者 |
(てんぐじしゃ) |
行道の初めに行う侍者。 |
転法衆 |
(てんぽうしゅう) |
法螺貝を吹き、行道が来たことを知らせます。 |
夜叉神 |
(やしゃじん) |
合掌されている人々に幸福・厄除・招福を祈願する観音加持を司ります。 |
四天王 |
(してんのう) |
持国天・増長天・広目天・多聞天の四天の王が青龍を守護し、「南無観世音菩薩」を唱えます。 |
十六善神 |
(じゅうろくぜんじん) |
経典・大般若経を守護する十六体の神々。「南無観・・・」を唱え行道します。 |
龍衆 |
(りゅうしゅう) |
観音様の化身である青龍を捧げて境内や門前を練り歩きます。 |
奥の院の左横で、各自が順番に整列して奥の院に入ります。
奥の院では、八功徳水の儀が行われ、儀が終われば、龍が踊ります。
奥の院から地主神社に移動。
地主神社の後、石段の上から覗き見をして音羽の滝に移動します。
西門で勢揃いをする前に多重塔の回廊を1周します。
その後、西門で勢揃いします。
西門で勢揃いした後に、
一旦石段から降りて来られ、各々勢揃いします。
その後に見学者に夜又神から、
お加持(手を合わせ頭を下げて下さい)を受けます。
お加持が終わると、青龍は西門前の石段で踊ります。
西門前での勢揃いが終わると門前町に降りて行かれます。
門前町では、青龍が店の中に入ったり出たりを繰り返します。
門前町一帯を行道したあと、清水寺に戻ってきます。
移動中も、夜又神の、お加持が受けられます。
仁王門前でも、簡単に整列します。
会奉行が仁王門の上に立ち、龍衆を呼び、仁王門前で踊ります。
その後、青龍会の行列は清水寺本堂に戻って行きます。
最後に本堂で落慶の儀を行います。
始まる10分前に奥の院に行かれると最初から見られます。
西門の前の勢揃いは、1時間ほど前から場所取りが始まります。
「観音加持青龍会」です。
〜清水寺〜
市バス 「五条坂」「清水道」下車、徒歩15分。
3月の歳時記