乙の法要(乙が森)

3月10日に近い土曜日に、乙が森で乙の法要が8:00(京都市)
(※時間変更あり)に行われます。

乙の法要とは、おつう伝説の事です。
大原の里におつうという娘が住んでいました。
ある日、上洛した若狭の殿様の目にふれ、おつうは玉の輿に。
やがて、おつうが病になり、殿様の心も変わり、おつうは里に戻されました。
悲しみのあまり、大原川の女郎渕に身を投じたそうです。
すると、おつうは大蛇に変わりました。
上洛する為、若狭の殿様行列が、
花尻橋に通りかかった時、大蛇は、行列を襲いました。
家来達が大蛇を一刀で切り捨てたそうです。
その夜から、激しい雷雨や悲鳴に見舞われ、恐がる里人は、
大蛇の頭を乙の森に。尻尾を花尻の森に。
胴体は、西之村霊神之碑に葬ったと言われています。
それぞれに、今もひっそりと法要が行われているそうです。


頭は、乙が森。胴体は、西之村霊神之碑に。
尻尾の方は、花尻の森です。
最近では法要が江文神社で、
5月4日の江文祭・9月1日の八朔祭で行われているようです。
  


最近では、蛇綱を担いで
移動する事は行われていません。
祈願も乙が森と花尻の森で別々に
行われているそうです。


2009年におこなわれた「乙の法要」です。

〜乙が森〜
京都バス「大原」下車、徒歩15分。


3月の歳時記
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