元政忌(瑞光寺)

3月18日に瑞光寺で、元政忌が行われます。(京都市)
元政忌とは、日蓮宗を代表する高僧です。
深草に住んでいたので、草山和尚とも呼ばれています。

元政上人は、多くの文学を出し、功績を残しました。
伏見の深草に住まいを移し、元政上人を慕ってきた弟子と共に読経をしました。

元政上人の弟子の為に、草山要路の一巻を著して、草山の道標としました。
元政上人は、もともと多病であった為に、親を送った年に病を発し寿命を絶ちました。
遺言により、称心庵の南方に竹三竿をもって墓標としました。



元政忌、元政上人の御廟は別の場所にあります。竹、三本を墓標とされました。
三本の竹には意味があります。法華経広宣流布。衆生救済。両親。です。

 

元政忌が行われる瑞光寺の本堂の茅葺屋根は珍しいです。
本堂で元政忌の法要が13:00に行われました。
ここは日蓮宗の法要で、元政忌では、他では見られない法要をされています。

僧侶さんが前に立って唱えたり、
釈迦如来の座像の回りを5名の僧侶さんが、花を撒きながら唱えられたりとします。
法要は1時間半ほどあり、参列者さんは全員、焼香をあげます。
  

元政忌の法要では、うどんと知恵がゆの無料接待があります。
元政上人の母親が、
元政上人の弟子に粥を与えたと言われる、知恵がゆがあります。
お茶室もあり、裏千家の方が茶を入れて下さいます。
1対1で、お茶をいただけたのは初めてでした。
本来は1杯なのですが、2杯いただきました。
 

2008年におこなわれた「元政忌」です。

〜瑞光寺〜
京阪「深草駅」 下車、徒歩15分。

3月の歳時記
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