二の講(小山地区)

2月9日に小山地区で二の講(にのこう)が行われます。(京都市)
二の講は、山の神を祀る祭事です。歴史は古く、700年前から伝えられ、
祭事は100年前から続いているそうです。
昔、昔。大蛇が小山の牛尾山の蛇が淵に現れ、
とぐろをまき、大声を発したので、小山の村の住民が怖がってました。
ちょうど小山の村におられた、内海影忠が大蛇を退治しました。
大蛇は、牛尾山の麓から音羽川に流され、焼かれたと言う話です。
その流されて行き着いた場所が、現在、大蛇の形をした藁が置かれている場所です。
2月9日は、何故か天候が悪く、
08年は雪。07年は雨。09年も天気予報では午後から雨でした。


二の講の藁大蛇を作るのは大変な作業で
半日かかりで9:00から行われます。作業風景です。


神事が14:00から行われます。
最初に藁の大蛇の祓いと関係者の祓いです。
祝詞が読まれ清めの紙を撒きます。
 


神事が終わると、藁の大蛇が、音羽川の雄松まで持って行かれます。
神職さんが先頭になっての行列です。ほんの3分ほど。
  

藁の大蛇を音羽川の大木に、つなぎます。
つながれると神事、祓いが行われ、記念撮影を行い終了します。
  

二の講(にのこう)の大蛇伝説には、
大蛇が音羽川に流され焼かれた地点が、雄松と呼ばれる大木がある地点です。
もう一つ、大蛇がとぐろをまいていたのが、牛尾山の麓です。
ここには、残った一つの足が飾られます。
二の講は、大蛇の方ばかりに目がいきがちですが、
足の方、この2箇所を撮って、二の講だと思います。
なんたって、山の神の祭事ですから〜
 

二の講(にのこう)の藁の大蛇は、
2月9日から1週間、音羽川の雄松の大木につながれます。
藁の大蛇だけ撮られるのでしたら、
後日、空いている時に撮られる事も可能です。

2009年におこなわれた「二の講」の様子です。

小山公民館
京阪バス「小山」下車、徒歩10分。


2月の歳時記
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