阿含の星まつり(阿含宗)

2月11日に近い日曜日、
阿含宗で阿含の星まつりが7:30より行われます。(京都市)
※最近、第一回目が9:30におこなわれているようです。
阿含の星まつりでは護摩供養をおこない、
(神)運気を転換して宝を生み出します。(仏)先祖を供養して運を開きます。
阿含の星まつりは阿含宗総本殿で行われる護摩供養です。

阿含の星まつりとは…
人は運命を司る星があり、その影響を受けています。
密教では運命の星を把握し悪い運命の流れを好転させ、
良い運命の勢いを強くする開運方法を編み出しました。
密教最高方法の秘法の一つで、
除福招福、運気・運期転換の秘法です。
そのなかでも旧暦の年始めに護摩を焚いて修法する星供です。
それが2月11日に行われる阿含の星まつりです。
神仏両界の秘法により、
個人の幸福・家庭の安穏・日本の安泰・国土の安泰・世界平和を祈ります。
阿含の星まつりに着くとスタッフさんは、おかえりなさい。
帰る時は、いってらっしゃいと声をかけておられました。


五条会場には山伏さん一行が集まられています。
ここから結界前広場まで山伏さんの行列が行われます。
※五条広場から行列が始まれば、山伏さんが登られるまで参道は通行止めになります。
  

阿含の星まつりは護摩供養なので山伏さんが祭事をされると思いでしょうが神事もあるのです。
山伏さんらが入壇され着座されると最初に神事が行われます。神社は中山神社です。
場を祓い清めます。祭壇・神職・山伏・祭場・観客と…祝詞や玉串、神楽舞と続きます。
  

神事が終わると、護摩供が始まります。
修行門付近で山伏問答がおこなわれます
※山伏問答は、当日何度もおこなわれます。
オノ・弓・宝剣・願文など順々に山伏さんの儀式が…
   

阿含の星まつりの護摩壇は大きいので、点火する松明も大きいです。
ロウソクも大きなロウソク、これに松明に火をうつし護摩壇に点火します。
  

護摩壇に松明を入れるのと同時に、台湾から来られている女子軍さん達が、
護摩壇のまわりに付けられていた五色の御弊みたいなのを
全員、総掛かりで取り外します。
取りはずす頃には火床の上にはモクモクと煙が。
  

阿含の星まつりの護摩壇は巨大なので、煙が頭上たかく立ちこめます。
煙で太陽も隠れます。
  

護摩壇に炎が立ちのぼっています。
阿含の星まつりの炎は龍に見えたりするようですが…
  

各地域からのツアーの人が下り立ち、護摩壇の前に立ち手を合わせます。
燃えさかる護摩壇に多くの護摩木を山伏さんが大勢で入れていきます。
火床が大きいので、護摩木のかたまりを入れても目立たない…
護摩木は夕刻まで入れ続けられます。
  

阿含の星まつりでは、護摩供養だけでなく本山全体で、
この日はいろいろな催しがあります。
恵比寿大黒天広場では恵比寿大黒天神社があり、
お参りして財運・福運をいただきます。
アゴンパビリオンでは、密教占星術などもあります。
ブータン広場もあり、総本殿も見る事ができ、
京都大仏があるらしい。スタンプラリーもあったり。
本山はこの日、多くの方が詰めかけられます。
スサノオ神社では災厄退散も行われており、福を授けに行列が回っていたり…
  

神楽殿では、
1日で3舞台の彌榮神授雅楽による舞楽があります。
第一部は、振鉾・豊栄舞・浦安の舞・納曾利

第二部は、越天楽・胡蝶・浦安の舞・納曾利・蘭陵王。
第三部は、豊栄舞・花悠の舞・納曾利・長慶子。
※年度に寄り内容は変わります。

阿含の星まつりは本山全体でいろいろな催しが行われていますので、
目的を持たれて行かれる方がいいです。
結界広場での最初のキレイな護摩壇は、第一回がおこなわれる前です。

2012年におこなわれた「阿含の星まつり」の様子です。

〜阿含宗〜
京阪バス「上花山花ノ岡町」下車、徒歩42分。
※京都駅八条口より、シャトルバスが出ています。


2月の歳時記
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