おくすべ(大雲寺)

1月7日に大雲寺で、御燻会(おくすべ)が19:00より行われます。(京都市)
大雲寺の、おくすべは平安時代から続く祭です。洛北の奇祭とも言われています。
閉め切った堂内に、松の青葉を燻べて無病息災を祈願します。
信者さん以外の人は、
灰・お香みたいなのを喉→胸(左右)→下半身に付ける。これで清めるんだと思います。



部屋はストーブなどで暖かいです。
住職さんが、祈祷したお札に火をつけます。天井には雲と言う文字が…
 

祈祷が始まり、30分すぎに煙が上がり始めました。
2・3分で画面(右)になります。
この煙を体に浴びると、
悪霊・悪因などの縁を除去し無病息災が得られると言われています。
煙は、火鉢に松の青葉を燻べて焚き続けます。
 

煙が室内に充満し始めていますが祈祷は続きます。
途中で住職さんが、信者さんに杖のようなもので法力・祈願されます。
信者さんが、煙を袋に入れています。
この煙を、使者が宮中に運んで天皇陛下の枕元に届けたと言われています。
煙が室内に充満しています。信者さんは、手を合わせお祈りをしています。
煙が室内に立ちこめ、玄関が開けられると、煙が徐々に…
御燻会の最後に住職さんが、お話をなされます。祈願札が参加者に配られます。
御燻会が終了直後に全員に接待があります。
  

御燻会が終了してから、祈祷の様子を見せていただきました。
 

おくすべを見られるには、お寺さんの許可が必要です。祈祷は45分ぐらいです。
室内は暖かく、煙が充満すると目が痛くなるのでご注意を。
なるべく座られているのが無難です。

2007年におこなわれた「おくすべ」の様子です。

〜大雲寺〜
京都バス「岩倉実相院」下車、徒歩5分。


1月の歳時記
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