白朮祭(八坂神社)

1月1日に八坂神社の本殿で、白朮祭が5:00に行われます。(京都市)
12月28日に、種火となる火を作り出します。
その火を本殿の「をけら灯籠」に移します。
12月31日に、本殿の「をけら灯籠」から、
境内3箇所の「をけら灯篭」に火を点けます。
1月1日に、本殿の「をけら灯籠」から、をけら火を、
浄火をして拝殿前に撒きます。


神事は本殿内で行われるために、外からではほとんど見えないと思います。
神事が終わると、薬草の白朮の根を混合にした削掛を膳に盛り本殿前から撒きます。
最初は神職さんが…
  

をけら火を片手に持ち、削掛を入れた膳を持って、削掛に火を点けます。
火のついた削掛のをけら火を本殿前に撒かれます。
  

古式にのっとり、この浄化した火を火縄につけようとしている人も、少々おられます。
今は、をけら灯篭から火縄に移す形になっていますが、
古式では、こちらの火だそうです。
最後の膳が撒かれて、白朮祭は終了します。
 

元旦の早朝は人も多いです。
本殿前に撒かれる時間は、5分程度で、あっと言う間に終わります。

2007年におこなわれた「白朮祭」の様子です。

〜八坂神社〜
市バス「祇園」下車。


1月の歳時記
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