神輿洗・10日(祇園祭)


7月10日に八坂神社〜四条大橋で神輿洗が行われます。(京都市:7月の歳時記)
7月10日に行われた神輿洗です。
神輿洗は、17日の神輿渡御にそなえ、神輿を清める儀式と飾り付けを行います。
四条大橋から朝に汲み上げた水を神水として、
お祓い清め、四条大橋で神輿やまわりにいる人々に振りかけます。
神水を振りかけられる事により、厄除けや病から身を守ります。


神輿洗のスケジュールです。(年度によって変わることもあります)
10:00神輿洗神用水清祓式 18:00神輿洗式奉告祭 18:45大松明・参列者修祓
18:55大松明点火
 19:00道しらべの儀(大松明) 19:30神輿洗式
18時〜行われた奉告祭の終了後、3基の神輿が舞殿に入ります。
3基(東御座・中御座 ・西御座)の神輿の内、中御座神輿が神輿洗の儀式に参加します。


10:00より、四条大橋で鴨川の水を汲み上げる儀式が行われます。
鴨川の水を汲み上げ、午後の神輿洗の神水として用います。
3回(神用水を6桶)汲み上げます。汲み上げた神用水を持って移動します。


鴨川の東堤に祭壇が作られており、神用水を3桶おき、神事が行われます。
神用水は、夜の神輿洗の時に使います。予備の神用水を仲源寺に置いておきます。

10:00より始まった神事は、30分程で終了します。

16:30より、お迎え提灯行列が八坂神社を出発します。
行列のコースは、八坂神社⇒四条通⇒河原町通⇒御池通⇒
市役所(※)⇒寺町通⇒四条通⇒八坂神社です。

※市役所前では、17:30頃に舞踊の奉納が行われます。


18:00すぎに、神輿蔵出の儀が始まります。
最初に神輿洗の中御座の神輿が楼門の外に出されます。
東御座・西御座と出され、舞殿の左右に置かれます。
本殿で神事が行われている為に、直接、舞殿に入れられます。舞殿で神輿の飾り付けが行われます。


18:00より、奉告祭が本殿で行われます。
本殿前には、5Mほどの大松明が置かれます。
19:00前に、本殿前で大松明に火を付けます。
大松明の火は、八坂神社の「おけら詣り」の時の火種です。


道清の儀(大松明で神輿洗が通る道を清めます)が19:00より行われます。


大松明が四条大橋の中央で、まわせ・まわせの掛け声と共に、大松明がまわされます。


大松明が四条通を石段下まで行き、南楼をくぐり境内に向かいます。

境内に到着した大松明の火を、4本の松明に移します。
その間に、神輿洗に携わる人のお祓いが行われます。
19:30頃に、神輿が南楼を出て、四条大橋に向かいます。
神輿の前後に松明が2本づつ(計4本)付きます。


四条大橋で、神輿の差し上げや差しまわしが行われた後に清めの儀式が行われます。


四条大橋で清めの儀式を間近で見る撮る究極の方法は→→→こちら

四条大橋から八坂神社に松明や神輿が戻ります。
石段下で、お迎え提灯の出迎えがあります。神輿が石段下で差し上げます。


※雨の場合は、お迎え提灯が石段下で出迎えられないので、能舞台から神輿を迎えます。
境内に神輿が入ると、舞殿をまわり本殿で差し上げを行って、舞殿の中央に置かれます。


能舞台で、さぎ踊・小町踊・万灯踊の芸能奉納が行われます。
能舞台前は、親御さんでいっぱいです。
※21:00頃より行われますが、
雨の場合は石段下でのお迎え提灯が中止になる為19:30頃に変更されます。

さぎ踊
小町踊
万灯踊

清めの神水のふりかけの場所は、四条大橋北側の中央より東側です。

〜八坂神社の行き方〜
市バス「祇園」下車。/京阪「祇園四条駅」下車、徒歩5分。

〜四条大橋の行き方〜
市バス「四条京阪前」下車。/阪急「河原町駅」下車、徒歩2分。/京阪「祇園四条駅」下車。


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